THE THRILLや元KEMURIのメンバーといったの面子をホーンセクションに迎えて極めて忠実に実現された、文字通りの「スカコア」。Aメロの裏打ちしてるギターとか、まんまスカコアのそれですね。娘。っぽいのはサビで聴こえるストリングかな? あそこにストリングが入るスカコアってあまりないような気がします。編曲のDaichiさんも今回はキーボードよりもギターに比重が置かれてますね。ドラムは打ち込みを被せているそうですけど(多分右チャンネルのハイハットがそうかな?)基本的には生演奏ですし。あ、所々に入るアナログシンセみたいなSEは凄く好き。しかし、YUKARIE姉さんの名前を娘。のクレジットで見る日が来るとは・・・。
 多分、この曲の肝は「チーム感」にあるような気がします。サビ以外でもユニゾンで唄っているパートが大部分を占めますし。12人になって初めてのシングルなので勢いのある曲で(ファンを含めて)一体感を出そうとしているんじゃないかな。かけ声もこれ以上ない程に入れやすいですよね。でも、ファンのかけ声が16ビートにならないうのはご愛嬌。これだけBPMが早い曲は多分プッチモニ「ちょこっとLOVE」以来ですね。で、そのチーム感のためなのかどうかは分かりませんけど、メンバーの誰かを特別にフィーチャーするわけでもなく、娘。の曲としては「普通」の部類に入るんじゃないかと。マイクを逆手で持ったりする事もなく、曲中でも特に目立った行動をするメンバーもいませんし。エアギターはちょっとビックリしましたけど、それもロック的なアプローチでしょう。

 C/Wの「純LOVER」はちょっとつんくのメロディメイカーとしての才能を見直したかも。この曲のサビ、凄い。コード進行の事とか全然分かりませんけど、あの転調は驚き。それと曲の雰囲気とか全体の持っている空気が1期、2期をメインに据えているような印象があります。良い意味でビックリさせるような曲といい、昔のファンは気に入るんじゃないかな?
 コーラスもいい感じで入ってますし、高橋諭一さんの編曲は打ち込みのバスドラがツーバスみたいにドカドカ鳴ってますが、その他は相変わらずネオアコ/ギターポップテイストで言うことなしです。曲が始まってすぐの所の、多分声をサンプリングしたようなSEが面白くて楽しいです。こういう音楽的な遊び心ならどんどん出して欲しいです。
 「LOVEマシーン」以前のC/Wは良い曲が多いというのが定説でしたけど、「純LOVER」はそれを復活させられる可能性を持った曲だと思います。